経営管理

損益分岐点比率の計算方法や目安とは?【強い会社になる考え方】

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2019.06.28

2019.07.11

損益分岐点比率を意識したことがない人
「自分の会社の損益分岐点って、どれくらいだろう?どうやって計算するの?損益分岐点を知って、何をどうすれば良いの?経営に活かす方法を教えてください。」

こういったお悩みに答えます。

本記事のゴール
3分程で読み終わります。読み終えた後には、「損益分岐点の重要性」がわかり、「損益分岐点を意識した経営」ができるようになります。

損益分岐点比率とは?その計算方法や目安は?

バソコンとメモノートの画像

損益分岐点比率とは、利益がちょうどゼロになる売上高に対して、実際の売上高がどの位置にいるのかを測る指標で、あなたの会社の「赤字への抵抗力」がわかります。

損益分岐点比率を経営に活かせば、良い方向にむかっているのか?それとも悪い方向にむかっているのか?会社の健康状態を知ることができるようになります。

損益分岐点比率を計算するために、まずは事前準備が必要です。事前準備に触れたあと、計算方法や目安について説明することにします。

  • 事前準備
  • 損益分岐点比率の計算方法
  • 損益分岐点比率の目安

事前準備

損益分岐点比率を計算するためには、費用を「変動費」と「固定費」に分ける必要があります。

変動費

変動費:販売数量に比例して生じる費用

ここで大事なのが、「販売数量に比例する費用」であって、「売上高に比例する費用」ではないということです。売上高に比例して生じる費用なんてありません。変動費とは、販売数量に比例するものと覚えてください。

例えば、80円で仕入れたリンゴを売る場合のリンゴの原価80円が変動費です。2個売れば160円(80円×2個)になりますよね。外注費のうち1個◯◯円みたいな費用も変動費です。あと、1個売ったら◯◯円みたいな販売手数料もそうですね。

(販売数量に関係なく定額を支払う外注費や販売手数料は、変動費とはなりません。)

固定費

固定費:販売数量に関係なく生じる費用

つまり、変動費以外の費用は全て固定費と覚えてください。あまり細かく考える必要はありません。

このことから、通常の利益の計算式は、

売上高-原価-費用=利益

となりますが、損益分岐点を計算するためには、

売上高-変動費-固定費=利益

となるわけです。

「原価と費用」を「変動費と固定費」に組み替えただけですから利益は変わりません。

簡単でしょ…?

損益分岐点比率の計算方法

損益分岐点比率の計算方法は、下記の通り。

固定費÷粗利総額

(粗利総額=売上高-変動費)

損益分岐点比率が100%であれば、「粗利総額」と「固定費」が同じ金額ということですから利益がゼロの状態です。

損益分岐点比率は、低いほど売上低下による抵抗力が強いことを意味します。

つまり、損益分岐点比率が高ければ、少し売上が下がっただけで赤字になってしまいますが、損益分岐点比率が低ければ、多少売上が下がっても簡単には赤字にならないということです。

例えば、こんな感じです。

  • 損益分岐点比率80%:売上高が20%下がっても赤字になりません。優秀です。
  • 損益分岐点比率98%:売上高が少し下がる(▲2%超)だけで赤字です。やばいです…。
  • 損益分岐点比率110%:赤字です…。売上高を10%超上げなければ赤字脱出できません!

あなたの会社は、いかがでしょうか?

損益分岐点比率の目安

損益分岐点比率は、業種やビジネスモデルによって一概には言えませんが、目安として「80%以下」は目指したいところです。

しかし、「80%以下」というのは一般的な目安であって、大事なのは現状のあなたの会社の損益分岐点比率が◯%で、どれくらいにしたい・しなければならないと考えるかです。

ぜひとも、あなたの会社に見合った損益分岐点比率を設定して、良い方向に向かっているのか?それとも、悪い方向に向かっているのか?をしっかり把握してください。それが一番大事です。

ちなみに、一般的な損益分岐点比率の目安を下記に書いておきます。

  • 60%未満:【超優良企業】全く問題なし!何でもできます
  • 60%~80%:【優良企業】優秀です!節税をしましょう
  • 81%~90%:【普通企業】健全な状態です
  • 91%~100%:【危険水準】要注意!油断は禁物です
  • 101%~200%:【赤字企業】早急に改善!このままでは…
  • 200%超:【倒産路線】破産or社長交代

損益分岐点比率を改善するためにやるべきこと

ワンポイントアドバイスと語りかける男性の画像

再度、損益分岐点比率の計算式を載せておきます。

固定費÷粗利総額

この計算式の通り、損益分岐点比率は「粗利総額」と「固定費」とのバランスで決まります。

そして、損益分岐点比率を改善するためにやるべきことは、短絡的に固定費の削減に走るのではなく、「粗利総額の最大化」を必死になって考えることです。

もちろん、無駄な固定費は削減してください。無駄は無駄でしかありませんから。しかし、固定費は、あなたの会社にとってのエネルギーです。必要な固定費まで削ってしまうと、絶対に会社は弱ります…。そんなことがあってはなりません。

繰り返しますが、損益分岐点比率を改善するためにやるべきことは、「粗利総額の最大化」を必死になって考えること。これに尽きます。

  • 固定費を増やして、粗利総額をもっと上げる!
  • 変動費を増やして、粗利総額をもっと上げる!
  • 粗利総額が増えるなら、売上高を落としても全然OK!

こんな考え方もアリなんです。

全ては、あなたの会社の「粗利総額の最大化」のために何をすべきか?一度、本気で考えてみてください。

損益分岐点比率を考えるうえで最も大切なこと

下を指さす黒子さんの画像

当たり前ですが、赤字は絶対にダメです。

損益分岐点比率は、「赤字への抵抗力」を見る指標ですから、これほど重要でありながら、経営に役立つ情報はありません。

会社を経営するうえで大事なのは、「安定した経営」をすることです。

会社には、良いときもあれば悪いときも必ずあります。少し売上高が下がっただけで赤字になっているようでは、とても安定した経営とは言えません。

「多少の不況が来てもビクともしない会社」

これが、あなたの会社が目指すべき形であり、損益分岐点比率はそれを測るためのとても便利な指標なのです。

損益分岐点比率を意識した経営をして、どっしり腰の据わった安定した経営を目指してください。それができるようになれば、あなたの会社は安泰です。

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