融資・資金繰り

初心者必見!初めての資金繰り表の作り方【3つの注意点】

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2019.06.06

2019.06.11

資金繰り表を作ったことがない人
「銀行から資金繰り表の提出を求められるし…、社長からも資金繰りのことを聞かれるし…。資金繰り表って作ったことないけど、どうやって作れば良いのだろう?注意点みたいなものがあれば教えてください。」

こういったお悩みに答えます。

本記事のゴール
3分程で読み終わります。読み終えた後には、資金繰り表を作ったことがない人にとって、「資金繰り表作成の基礎となる考え方」が習得できているはずです。

資金繰り表が必要とされる3つの理由

資金繰り表が必要とされる理由は、下記の通り。

  • 理由①:資金ショートを起こさないため
  • 理由②:お金の流れを把握して資金繰り改善に役立てるため
  • 理由③:銀行と資金繰り状況を共有するため

理由①:資金ショートを起こさないため

資金がショートすれば会社は倒産です。

当たり前のことですが、これが資金繰り表を作成する一番の理由です。

数ヶ月先の資金残高を前もって予測していれば、それだけ余裕を持って対処することができます。ギリギリになってから動いていては、最悪の事態を招くかもしれません…。

資金不足が予測されるなら、早めに対処する。これが、資金ショートを回避するための鉄則です。

理由②:お金の流れを把握して資金繰り改善に役立てるため

会社にとってのお金の流れは、人間でいうところの血液の流れに例えられます。

血液が綺麗に流れていれば健康を保てますが、どこかで血管が詰まっていれば…やがて病気になってしまいます。

「儲かっていると感じているのに、お金が全然増えない…」ということであれば、もしかすると病気が潜んでいるのかもしれません。

原因は必ずあります。原因を特定して対処すれば、資金繰りは改善できます。

理由③:銀行と資金繰り状況を共有するため

銀行は、あなたの会社のリアルタイムな資金繰りを知りません。

だからこそ、あなたの会社の資金繰り状況を知りたいですし、資金需要があるのなら融資したいと考えています。(もちろん、返済できることが大前提ですが…)

前もって資金繰りの予測ができていれば、銀行と資金繰り状況を共有して、折り返し融資や設備投資の融資の相談にも乗ってもらいやすくなります。

逆に、資金繰り表が無い、または資金繰り表が作れない会社は、銀行から警戒され、希望通りの融資が下りない可能性が高まります。

資金繰り表を作る3つの手順

手順は、下記の通り。

  • 手順①:実績を集計する
  • 手順②:自社のクセを知る
  • 手順③:未来を予測する

手順①:実績を集計する

まずは、資金繰りの実績を集計しましょう。

実績を知らずして、未来を予測することはできませんから。

資金繰り表は、試算表や決算書と違って、決められた書式はありません。なので、あなたがわかりやすい書式が一番なのですが、あまり独特過ぎると銀行に資金繰り表を見せる場合に説明が必要になりますから、一般的な書式を参考にして自分なりにアレンジしてみてください。

ちなみに、私は下記の項目で資金繰り表を作っています。ご参考までに。

  • 経常収入:売掛金の回収・家賃収入・預金利息など、定期的な収入
  • 経常支出:買掛金の支払・人件費・支払利息・経費・税金など、定期的な支出
  • 経常収支(経常収入-経常支出)
  • 経常外収入:資産の売却・定期預金の解約など、臨時的な収入
  • 経常外支出:資産の購入・定期預金の預入など、臨時的な支出
  • 経常外収支(経常外収入-経常外支出)
  • 返済原資(経常収支+経常外収支)
  • 財務収入:銀行借入れなど
  • 財務支出:銀行借入金の返済など
  • 財務収支(財務収入-財務支出)
  • 総収支(返済原資+財務収支)
  • 前月資金残高:前月からの繰越資金
  • 当月資金残高(総収支+前月資金残高)

手順②:自社のクセを知る

資金繰りの実績を集計してみると、お金の流れが見えてきます。

例えば、売上が末締めの翌月回収であれば、当月の売上代金は翌月に入金されているはずです。仕入も同様です。また、経費も多い月や少ない月があったりして、実績を見ていると何となく自社のクセがわかってくるかと思います。

自社のクセを知ると、これから先の資金繰り予測がやりやすくなります。

手順③:未来を予測する

いよいよ資金繰りの未来予測です。

自社のクセを踏まえて、資金繰り表に来月以降の予測数値を埋めていってみましょう。初めて資金繰り表を作るわけですから、あまり細かいことは気にしないで、まずはやってみてください。

漏れや間違いがあれば、後から修正すれば良いだけですから。

資金繰り表を作る際の3つの注意点

注意点は、3つあります。

  • 注意点①:日々見直すこと
  • 注意点②:固めに予測すること
  • 注意点③:会計ソフトの資金繰り機能は使わないこと

注意点①:日々見直すこと

資金繰り表は、作って終わりではありません。日々見直してください。

資金繰りの状況は、刻々と変わっていきます。今月の売上が来月にズレることもあるでしょうし、突発的な経費の支払いが生じることもあるでしょう。

1ヵ月前に作った資金繰り表なんて、何の役にも立ちませんから。

また、完璧を求めないでください。そもそも未来のことは誰にもわからないので、絶対値としての正解なんてありません。漏れや間違いもあるかもしれません。

だからこそ、資金繰り表は日々見直して、内容をメンテナンスしてください。そうすれば、だんだんと精度は上がっていきます。

注意点②:固めに予測すること

資金繰り予測は、固めにしてください。つまり、「収入は少なめに、支出は多めに」です。

今月は◯◯円資金が残る予定だったのに、実際は全然少なくて資金ショート寸前だった…なんてことがあったら怖いですよね?

だから、収入は少なめに、支出は多めにして、固めの資金繰り予測を心掛けてください。

注意点③:会計ソフトの資金繰り機能は使わないこと

会計ソフトに付いている資金繰り機能は、使わない方が良いと思います。

会計ソフトは、マスター設定をきちんとすれば、資金繰り表を自動的に作成してくれます。しかし、そもそもマスター設定が思うようにできない仕様であったり、書式を自由に変更できなかったりで、全く使い物になりません。

そんな使えない会計ソフトの資金繰り表なんかを頼らずに、自分で資金繰り表を作る能力を養ったほうが、はるかに会社の役に立つ資金繰り表が作れるようになります。

資金繰り表を作るうえで一番大切なこと

資金ショートを起こせば会社は倒産です…

まさに資金繰りは、会社が生きるか死ぬかの生命線です。数ヵ月先に資金不足が予測されるなら、直ちに対処しなければなりません。

つまり、資金繰り表は、あなたの会社を倒産から守るために必要なツールなのです。

慣れるまでは少し大変かもしれませんが、本記事が初めて資金繰り表を作る方のお役に立てると幸いです。

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