経営管理

初めての税理士選び、4つの厳選ポイント【失敗しない税理士の選び方】

初めての税理士選び、4つの厳選ポイント【失敗しない税理士の選び方】のアイキャッチ画像

2023.03.13

2023.07.18

初めての税理士選びに困っている人
「これから会社を作るにあたって初めて税理士を探そうと思うが、何を基準に選べば良いのか…?いろいろと親身になって相談に乗ってくれる税理士が理想だけど…。初めての税理士選びで失敗しないためのポイントみたいなのがあれば教えてほしい。」

こういったお悩みに答えます。

本記事のゴール
3分程で読み終わります。読み終えた後には、初めて税理士を探す人が「税理士選びで重視すべきポイント」がわかるようになり、初めての税理士選びで失敗しないための考え方を知ることができます。

こんにちは。近藤税理士事務所の近藤です。

私は、税理士事務所・一般事業会社・企業再生コンサルティング会社勤務を経て独立した少し変わった経歴を持つ税理士です。

税理士業界から一度離れ、倒産危機に陥る会社をたくさん見てきたからこそ、「数字の重要性」を再認識することができました。

その貴重な経験のなかで得た「気付き」や「ノウハウ」をブログに綴って情報発信しています。

経営を数字という言葉で語れるようになること

そうすれば、あなたの会社は必ず変われます。

もし、あなたが「本気で会社を強くしたい!」とお考えなら…お気軽に無料相談をご利用ください。

きっと、あなたのお悩みを解決するためのヒントが手に入ります。

そもそも税理士って必要?

顎に手を当てながら何かに疑問を感じている女性の画像

初めて起業する場合、「そもそも税理士って必要?」と考える人も多いかと思います。

費用もかかることなので、できることなら税理士は付けないで出費を抑えたいというのが本音ではないでしょうか。

個人事業主の場合は、自分で頑張って勉強すれば税金計算はできるかと思います。所得税の確定申告時期になれば、税務署や地区相談会場で申告相談会もやっていますから、無理に税理士を付けなくても何とかなるでしょう。

一方、会社の場合は、素直に税理士を付けるべきです。法人税の申告書作成はなかなか難しく、自分ではできないとは言いませんが、小手先の勉強で何とかなるレベルではありません。

それに、日本の税制は、知らないとをするようにできています。納税者にとって有利となる特例がいくつもありますが、自ら申告をしないとその恩恵を受けることはできません。

つまり、そういった特例があることを知らないと無駄に余計な税金を支払うことになり、何より「損をしていることに気付かない」ことが非常に怖いところです。

なので、そんなややこしい申告書の作成は専門家である税理士に任せて、社長は営業に専念したほうが費用対効果の観点から絶対にお得です。

結論

  • 個人事業主の場合:税理士は無理に付ける必要はない
  • 会社の場合:税理士は必ず付けるべき

初めての税理士選び、4つの厳選ポイント

指を四本立てている男性の画像

税理士といっても得意分野や特徴もさまざまで、「近場で料金が安ければ…」くらいに考えていると、税理士選びに失敗して後悔することになるでしょう。

税理士に「何を求めるか?」によって、その選び方も変わってきますが、初めての税理士選び、すなわち、会社設立時の税理士選びでいうなら、これから説明するポイントは絶対に外せません。

その絶対に外せないポイントとは…⁉
さっそく確認していきましょう。

  • その①:銀行融資に強い
  • その②:資金繰り管理のサポートができる
  • その③:月次決算に力を入れている
  • その④:最後は相性

その①:銀行融資に強い

初めての税理士選びでは、絶対に「銀行融資に強い税理士」を選びましょう。

お金が無くなれば会社は倒産です。だから、会社を作る際には銀行からしっかり融資を受けて、資金繰りに困らないよう可能な限り手元資金を厚くしておく必要があります。

・どの銀行と取引すれば良いのか?
・融資を申し込むタイミングは?
・どれくらいの資金が必要なのか? 等々

銀行融資に強い税理士であれば、こういったところをしっかりサポートしてくれますし、希望通りの融資が実行される可能性が格段に上がります。

このご時世、資金ショートで短命に終わる会社はたくさんあります。あなたの会社がそうならないためにも、「銀行融資に強い税理士」を味方に付けておくべきだと思いませんか。

その②:資金繰り管理のサポートができる

資金繰り管理ができない会社は、倒産リスクが高まります。

資金繰り管理とは、3ヶ月から6ヶ月先までの収支を予測し、例えば売上拡大による運転資金の増加や突発的な支出で資金不足が予想されるなら早めに銀行融資の段取りをつけて、資金ショートを起こさないように資金残高を管理することをいいます。

資金繰り管理は、社長として会社を成長させていくための「必須スキル」なのですが…実のところ、初めての会社設立で資金繰り管理ができる社長はほとんどいません。それでも、銀行が融資対応してくれている間は問題ないように見えますが、少し歯車が狂えば一気に資金ショートのリスクが高まります。

だからこそ、あなたの会社が資金繰りに困ることなく着実に成長していくためにも、「資金繰り管理のサポートができる税理士」を選ぶようにしましょう。

その③:月次決算に力を入れている

断言します。月次決算をしていない会社は絶対に成長しません。

月次決算とは、年次決算が最良の結果となるように、毎月の業績をタイムリー、かつ、正確に把握・管理することをいいます。そして、こうした月次決算を12回積み重ねて年次決算へと繋げていきます。

月次決算をしていない会社は、年次決算直前になって思った以上の利益が出そうだとわかると慌てて節税を試みて無駄に資金繰りを悪化させたり、逆に利益が出ていると思っていたのに決算を組んでみたら「実は、思ったほど利益が出ていなかった…」みたいなことを普通に毎年しています。

これでは、絶対に会社は成長しません。そして、いろんな意味で「大損」です…

計画的に儲けている会社は、必ず月次決算をしています。あなたの会社が着実に成長していくためにも、「月次決算に力を入れている税理士」に協力を仰ぎ、できるだけ早い時期にあなたの会社に合った月次決算の仕組みを導入しなければなりません。

その④:最後は相性

いろいろ書きましたが、最後は何といっても「相性」です。

どんなに評判の良い税理士であっても、どんなに素晴らしいサービスを提供してくれる税理士であっても、あなたとの「相性」が悪ければ選ぶべきではありません。相性の合わない税理士と契約しても、すぐに解約したくなると思います。

税理士選びでは、実際に複数の税理士と会ってみて、あなたとの相性の良し悪しを確認してみましょう。そして、「この人が良いかも」と思えたら、その税理士があなたが選ぶべき税理士です。

まとめ

初めての税理士選びでは、会社を作ったばかりでお金に余裕がないのと、何に着目して税理士を選べば良いのかがわからないことから、結果的に「料金の安さ」で選ぶ傾向が強いように思います。

もちろん、出費は少ないに越したことはないのですが、「安かろう悪かろう」という言葉があるように安さにはそれなりの理由があることを知っておくべきです。

作ってすぐの会社は、「生まれたての赤ちゃん」のようなもの。真っ白で何色にも染まります。だからこそ最初が肝心で、社長は銀行融資や資金繰り管理、月次決算など、信頼できる税理士のサポートを受けて会社を正しい方向に導く必要があります。

なので、初めての税理士選びは「料金の安さ」だけにフォーカスするのではなく、多少の料金(金銭的な負担にならない程度)を支払ってでも会社をしっかりと軌道に乗せることを優先したほうが、結果としてコストパフォーマンスに優れたお金の使い方ができて絶対にお得です。

融資フルサポート 資金繰りに困らない経営ができる秘訣

経営会議 10年後も生き残る会社になる秘訣

最後までお読みいただきありがとうございました。

もし、あなたが、
経営相談ができる税理士」をお探しなら…
または「顧問税理士の変更」をお考えなら…

まずは無料相談を利用してみませんか?

税理士があなたの会社を直接担当いたします。

まずは無料相談を利用してみませんか?

1人で悩まないでください
きっと解決するためのヒントが手に入ります

30秒で完了 無料相談のお申し込み

〒542-0081 大阪市中央区南船場3-7-27 NLC心斎橋6階 6-I

Tel.06-6243-3050

受付時間:平日10時~18時(ご予約で時間外対応可能)